これまで起きた地震に学ぶ地震の時の備えについて


1923年の関東大震災以降に起きた主な被害地震は下記のようになっています。

・1923年9月1日:大正関東地震。家屋の倒壊・火災。死者行方不明者105000人
・1925年5月23日:北但馬地震。家屋の倒壊・火災。死者行方不明者428人
・1927年3月7日:北丹後地震。家屋の倒壊・火災。死者行方不明者2925人
・1930年11月26日:北伊豆地震。崖崩れ。死者行方不明者272人
・1933年3月3日:昭和三陸地震。津波。死者行方不明者1522人
・1939年5月1日:男鹿地震。家屋の倒壊。死者行方不明者27人
・1943年9月10日:鳥取地震。家屋の倒壊。死者行方不明者1083人
・1944年12月7日:昭和東南海地震。家屋の倒壊。死者行方不明者1223人
・1945年1月13日:三河地震。家屋の倒壊。死者行方不明者3432人
・1946年12月21日:昭和南海地震。家屋の倒壊。死者行方不明者1330人
・1948年6月28日:福井地震。家屋の倒壊・火災。死者行方不明者3769人
・1964年6月16日:新潟地震。家屋の倒壊・液状化。死者行方不明者26人
・1968年5月16日:十勝沖地震。崖崩れ。死者行方不明者57人
・1974年5月9日:伊豆半島沖地震。崖崩れ。死者行方不明者30人
・1978年1月14日:伊豆大島近海地震。崖崩れ。死者行方不明者25人
・1983年5月26日:日本海中部地震。津波。死者行方不明者104人
・1995年1月17日:兵庫県南部地震。家屋の倒壊。死者行方不明者6437人
・2004年10月23日:新潟県中越地震。家屋の倒壊。死者行方不明者68人
・2007年7月16日:新潟県中越沖地震。家屋の倒壊。死者行方不明者15人


家屋の倒壊だけでなく、地震に伴う火災や崖崩れ、津波などでも犠牲者が生じていることがわかります。

1948年の福井地震の後、しばらくの間、家屋の倒壊による死者が減少しているように見えます。
また、被害地震のほとんどが東日本で起きています。
そのため、関西では地震が少ないとして、古い木造住宅は、地震よりも頻繁に来る台風への備えのために、屋根をつちぶき瓦で重くしており、筋交いなどもありませんでした。

そうした中、1995年1月17日に阪神淡路大震災が発生しました。
この地震により、震災関連死を含めて6400名を超える方々が犠牲になり、10万棟を超える家屋が倒壊しました。
筋交いのない木造住宅は、重い屋根による地震時の慣性力に抵抗できず、もろくも倒壊しました。
亡くなった方の多くは、梁の下敷きになるなどして即死に近かったことがわかっています。
建物の耐震性の良し悪しが生死を分けたといえます。

日本の建物の耐震性に自信を持っていた構造技術者や研究者は、この震災の大きさに衝撃を受けました。
家屋の倒壊による死者が減少したのは、偶然、大都市に強い地震が来なかったにすぎないのです。
もし将来、大都市を巨大地震が襲えば、密集して存在する老朽木造住宅を中心に、やはり多大な被害が発生することでしょう。

家屋を倒壊させるような激しい揺れを伴う地震は、この50年間ほどは、不思議と平日の昼間には起きていません。
そのため、学校の児童・生徒が犠牲になるような被害はあまり報告されていません。
しかし、耐震性の低い校舎や体育館は日本中に数多く残されています。
次の大地震は授業中に起きるかもしれません。
それ以外にも、私たちはさまざまな事態を想定して、油断なく地震に備えなければいけません。


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