怒りっぽい性格を治す方法、イライラするのはなぜかを解説


酸素不足を解消する

感情が高まっているときや不安が強いときには、皮質に酸素があまりいかなくなるということが最近になってわかってきました。

酸素が不足すれば、皮質は十分に機能しなくなります。
そうすると、皮質の仕事の1つである怒りのブレーキが機能しなくなるという事態になってしまうのです。

怒りの感情に支配されているときは、「頭に血が上ってしまって、頭の中が真っ白になって、何も考えられない」「心臓の鼓動がどんどん激しくなる」という状態になることがあります。
強い不安感からパニック発作を起こした人も、同じようなことを言います。
まさに、皮質が正常に働かなくなって、感情の制御ができなくなってしまっているのです。

こういう状態のときには、呼吸法でコントロールします。
パニック状態、あるいは怒り狂っているときの呼吸を観察してみてください。
だれもが、速くて浅い呼吸になっているはずです。
リラックスしたときのような、ゆったりと呼吸をしながら怒っている人は一人もいません。

ですから、怒りでどうしようもないときには、皮質が酸素不足になっているのだと思って、意識してゆっくりと呼吸をしてください。
何度も深い呼吸をしていると、皮質にも酸素が行き渡りますから、次第に怒りも収まってきます。
怒りで眠れないときも、呼吸を意識してみましょう。


恨まない方法

怒りが膨らみ、やっかいな性質に変化した「恨み」になってしまうことが人にはあります。
恨みは怒りを増殖、変質させて、「いつか仕返しをしてやる」という形で残ってしまうのです。

それが、ある種の妄想になったり、自分の被害者意識を高めたりしてしまいます。
これが暴走すると、大きな事件に発展してしまったりもします。

怒りを恨みにしないためには、
「人」に対して怒るのではなく、「事」に対して怒るようにしましょう。
「あの人は本当にひどい人だ」ということではなく、「あの人にこういう『こと』をされるから腹が立っているんだ」という見方に変えていくのです。

「怒るのはしょうがない」ではなく、怒りが湧き上がってくるたびに、その事に対してどう対応していこうかと考えて行動すると、徐々に、怒りに対する耐性がついてきます。


セロトニン不足を解消する

脳内にある神経伝達物質の働きがアンバランスな状態になるために、起こる怒りもあります。
その神経伝達物質が「セロトニン」です。
セロトニンが不足すると、イライラしやすくなったり、ちょっとしたことでカッとなってしまう怒りっぽい性格になってしまうことがわかっています。

不足したセロトニンを増やす方法は、
「朝日に当たる」「リズミカルな運動をする」「首周りの筋肉を動かす」「セロトニンを生成するトリプトファンというアミノ酸を摂取する」などがあります。
昼夜逆転していても、朝日を浴びてから寝るという人ならいいでしょうが、お日様が上がる前に寝て、夕方に起きるという生活を続けていると、セロトニン不足になる可能性があります。

散歩をするときには、ぶらぶら散歩ではなく、リズミカルにシャカシャカと歩いたほうがいいようです。
正しい呼吸法もセロトニンの分泌を増やすためには大切です。
ゆっくりとお腹に空気をためてはきだす腹式呼吸を意識するといいでしょう。

トリプトファンは肉類に多く含まれています。
また、アミノ酸のサプリメントにもトリプトファンの含有量が記載されているものがあります。

ただ、トリプトファンに関しては、不足していると生成量が少なくなってセロトニン不足に陥る可能性があるというもので、摂取したらその分だけどんどんセロトニンが増えるというわけではないので、栄養の偏る食事をしなければ問題ないでしょう。


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