劇団員になるには、劇団に入るためには、その方法と道のりを解説


劇団員になるには、まず演劇の知識と演技の基礎を学ぶ必要があります。
それには演劇について学ぶことができる学校へ通うのが早道です。

最近、教育現場に文化・芸術の分野を積極的に取り入れる動きがあります。
それにともない、演劇科や舞台芸術科などをもうける高等学校が増えています。
また、多くの普通学校には演劇部があり、中には毎年7~8月に開催されている「全国高等学校演劇大会」に出場するなど、精力的に活動しているところもあります。

演劇について学ぶこができる大学・短大は、総合的なコースを設定をしているところが多いため、演劇全般について学ぶことができるのが特徴です。

演劇独特の表現方法を、理論と実技の両面から研究していきます。
演技や歌唱、ダンス、パフォーマンスなどをとおして、舞台での身体表現を身につけるほか、美術・照明・音響・衣装といったスタツフワークについての技術も習得することができます。


専門学校では、「俳優科」という名でコースが設定されているところもあり、授業内容もより具体的になります。
また、卒業後すぐに劇団に入団して活躍できる人材を育成することを目的としている点が特徴で、一部ではプロデビューに向けたオーディションをサポートするシステムがもうけられています。
そのほか、舞台演技、声楽、バレエ、ジャズダンス、パントマイム、ボイストレーニング、朗読、メイク技法、所作や日本舞踊などの基礎実技を徹底して学び最終的に卒業講演を目指します。

また、公立の文化施設に併設された演劇学校もあり、演技の理論、身体表現の基礎から上演まで学ぶことができて、さらに、卒業すると研究科へと進めます。

・ENBUゼミナール 演劇コース
・日本芸術専門学校 大森校 演劇学科
・舞台芸術学院 ステージアーティスト科
・文化学院 専門課程 総合芸術科演劇・声優コース

なお、特別な例として、「宝塚音楽学校」があります。
ここは、中学卒業、高等学校在学または卒業生を対象に募集しており、予科1年本科1年を終業したあとは、「宝塚歌劇団」への入団をめざすことができます。

あとは、劇場の中には、研修所を持つところもあり、演劇の現場に密着しながら総合的に技術や知識を習得することができます。

「新国立劇場 演劇研修所」は、国営による日本初の正式な養成機関で、研修期間は3年です。
1・2年次は表現者としての基礎的な訓練を、3年次になると舞台公演を中心に実践的な訓練がおこなわれます。
研修所を修了した生徒は新国立劇場で開催される公演のほか、さまざまな主催者がプロデュースする公演に出演できるなど、広い範囲で活動できます。


ほかにも、地域に密着した社会文化活動の一環として最近、増えつつあるのが特定非営利活動法人による劇団です。
比較的、低額の料金で演劇の基礎について学ぶことができます。
ベテラン講師陣などの指導を受けたり、異なる世代の人たちと触れ合うことができます。
地方でも盛んな活動で、地元の文化会館のホールを使用した公演などがおこなわれていま。
また、財団法人などによる演劇ワークショップが開催されることもあり、次のステップへの足がかりになります。

劇団と関連のある学科のない学校に通っている人は、学校内で活動しているサークルや部活動に所属し、まずは演劇の基礎を学ぶという方法があります。
仲間と共にひとつの作品を作り上げていく苦労とその先にある楽しさ、喜びを知ることができます。
また、自由な発想の中で、舞台の魅力を味わえることが最大のメリットといえるでしょう。

最後に、劇団に入るためには、新人募集に応募して入団試験を受けることになります。
たとえば東京の「テアトル・テコ」の募集要項は、

・応募資格:ほかの劇団の研修所、養成所などで1年以上のレッスン、、もしくは同等以上の経験を持つ18歳以上の男女。

・研修期間:2年間

・応募方法:研修生募集係まで募集要項と願書を請求します

・試験内容:実技、面接

となっています。
合格すれば劇団の研修所の研修生となり2~3年にわたり演技の基本、ダンス、舞踊などを修得します。
研修生公演、卒業公演などを経て選抜されます。

選抜された人は準劇団員となり、オーディションや出演依頼を受けて舞台出演をすることになります。
演技力や人間性、生活態度などによって選抜され、劇団員になることができます。


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