30代、40代の就職面接で求められる能力とアピールポイント


20代の就職面接では、学生時代の話を聞かれることもありますし、応募先への志望動機が最も重要なポイントになります。
つまり、専門性や前職での実績よりも、応募者の将来性を厳しく見られるわけです。
ですので、前向きな姿勢をアピールできれば大きな武器になり、成長の可能性を感じれば採用してしまう面接官もいるでしょう。

しかし、30代、40代の転職面接では、20代には求められない即戦力が求められます。
即戦力という言葉には3つの意味が含まれます。

・特定業務での実績が十分にある
・どの職種にも必要な基礎的能力を十分備えている
・未経験の業務であっても、それまでに学んだ知識により主体的にこなせる

という3点です。


例えば、経理部門から営業企画部門への転職を目指した人がいるとします。
彼は、ある自動車販売会社において、経理一筋で会社の決算数字をもとに改善提案を行った実績がありました。

経理部門の数字だけ見ていては、改善提案を行うことはできません。
そこで彼は、営業現場に張り付き、その中で営業部門と経理部門の橋渡しをする過程で、経理業務をやりつつも、営業改善のためのシステムの構築やコスト改善計画を遂行していきました。

このような経験は、経験のない業務であっても、それまでに学んだ知識により主体的にこなせることをアピールするのに十分だと言えます。

経理と営業企画では、全くの畑違いに思えるかもしれませんが、このような経験を積んでいれば、「経理の人が営業企画なんてできるの?」という冷たい対応を取られることはないでしょう。
なぜなら、経験の無い業務であっても、それまでに学んだ知識により主体的にこなせるスキルを十分に感じさせてくれるアピール内容だからです。

要は、面接での判断規準になるのは「募集している業務において、すぐに成果を上げてくれるか」だけでなく、過去の実績や経験に裏打ちされた向上心や柔軟性といった要素も含まれてくるのです。

さらに「○○の勉強をしている」といった話で、向上心が高いことをアピールできればなお良いでしょう。
年齢が上がるにつれ向上心が薄いと思われがちなので、若者以上にアピールすべきだということを意識してください。

・20代は専門性よりも将来性が、30代、40代では即戦力が求められる。
・20代は素直さ、協調性、積極性などの人柄が求めらるが、30代、40代では、専門性にとらわれない柔軟性、向上心があるか、プラス思考に加え、多様性、計画性などの戦略的思考があるか、なども問われる。


しかし、もっと厳しく言えば、30代、40代は即戦力だけでは物足りません。
面接官が30代、40代の応募者に期待する要素は、

・即戦力
・育成力
・経営視点を持った戦略性

この3つなのです。
これらが揃っていて初めて、20代の応募者よりも採用する価値があると思ってもらえる可能性が出てきます。

部下の育成・指導は30代、40代の応募者であれば間違いなく期待される能力です。
しかし、ここで言う育成・指導とは、単なる垂範や的確な指示命令を出すことではありません。
部下の話を傾聴し、部下の考えを尊重したり、考えを広げることで、部下の自律を促進する力が重視されます。
部下のパフォーマンスを引き出すことが、企業全体の業績向上に大きくかかわるからです。

経営視点については、会社の業績向上のために、自分の位置で何をすべきかについて、常に考えることが求められます。
30代、40代は、個人の業績ばかりを追い求めていれば良い年齢ではないのです。


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