音楽や動画の違法ダウンロードや上映した時の違法性とは


ファイル交換ソフトを利用してアニメの動画や音楽などを無料でダウンロードする行為。
この動画をダウンロードする行為やその動画を営利、または非営利目的で利用することは罪になるでしょうか。


動画や音楽がウェブサイトにアップロードされている場合において、ファイル交換ソフトを利用して当該動画をダウンロードする場合、その動画は著作権者の許諾を得ずにアップロードされ、著作権者の複製権や公衆送信権を侵害する違法なものである可能性が高いです。
その事実を知りつつファイル交換ソフトで動画をダウンロードした場合、その動画がデジタル方式で録音・録画されたものであれば、私的使用目的でのダウンロードであったとしても、著作権者の複製権を侵害することとなります。

また、アニメの動画がデジタル方式が否かにかかわらず、その動画の著作権者の許諾なく営利目的で公に上映する場合は、当該アニメの著作権者の上映権を侵害することとなります。
たとえば、飲食店を経営していて、そこでそのアニメを上映するなどの行為は、たとえその動画の視聴料金を客から個別に徴収しなかったとしても、営利目的の上映として、上映権侵害となります。


ダウンロードをする違法行為

著作権の目的となっている著作物は、私的使用目的の複製であれば原則として著作権が制限されます。

そうすると、インターネット上に違法にアップロードされているファイルを私的目的でダウンロードして複製する行為についても著作権が制限されそうですが、著作権法は、違法にアップロードされたファイルが私的使用目的で大量にダウンロードされ、権利者に与える損害が増大したことに鑑み、平成21年改正により、私的使用目的であったとしても、著作権を侵害する公衆送信を受信して行うデジタル方式の録音または録画を、その事実を知りながら複製する場合には、著作権は制限されない、ことにしました。

つまり、違法にアップロードされたことを知っていた場合、たとえ私的使用目的であってもダウンロードした時点で違法となるわけです。

アニメなどの著作物を上映する違法行為

アニメは映画の著作物であり、これを料金を徴収してで客に見せる場合には公に上映する行為であり、映画の著作物の著作権者に無断で上映すると上映権侵害となります。


アニメなどの著作物を営利目的でない上映をする行為

飲食店などで、客から料金を受領しない場合には、著作権法38条1項に基づき上映権が制限され、上映権侵害に該当しないように思われます。

しかし、たとえその上映自体の対価として客から料金を徴収しなかったとしても上映者が営利追及行為に付随するものとして行った上映については、営利性を否定することはできません。
すなわち、その上映を行うことにより集客効果が高まることが期待できますし、上映時間中はその飲食店に居座り追加の飲食物などを注文する可能性もあるわけですから、上映者はその著作物の上映により間接的に利益を得ており、上映者が提供する飲食などサービスの代金に上映料金が含まれていると考えることができるからです。

したがって、飲食店においてダウンロードしたファイルを上映した場合には、たとえ当該視聴の料金を個別に徴収しなかったとしても、著作権者の許諾のない限り上映権侵害となります。

・違法アップロードと知りながらアニメなどを私的使用目的ゐでダウンロードする行為→複製権侵害

・ダウンロードしたアニメなどを営利目的、または営利目的の店舗において上映する行為→上映権侵害


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